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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識




そして、次に訪れたのは伊黒さんの所で…




伊「、隊士共に稽古を付ける前に
お前の太刀筋を見てやる。」

『い、いや…。
私はただ稽古の内容を確認しに来ただけなので…』

伊「…早く構えろ。」

『っ…、はい…。』





前回来た時と同じで
道場の柱と柱の狭い間だけに太刀を振るいながら
伊黒さんに攻撃を仕掛けていく…、




でも、
やっぱり柱相手に簡単に勝てるはずもなく
私は何度か木刀で腕やお腹を打たれてしまった。





太刀筋の矯正もまた…、地獄だった…。






ーーーー…








『……ということがあり、今に至る訳です…』


不「フンッ、だらしねェなァ、
たったそれだけの事で疲労を感じてるようじゃ、テメェは到底生き残れねェよ。」


『うぅ…、』




不死川さんの嫌味には何も言い返せないけど
柱達との稽古だけじゃなくて、ここに来るまでずっと走って移動してきたんだから
疲れてて当然だよ…



まぁ、そんな言い訳を不死川さんにしたところで無意味だから、私は心の中での呟きに留めておいた。


…それにこの人には
鬼に命を救ってもらった、感謝してもしきれない恩があるから。





『あの、不死川さん…、
この前は危ないところを助けて頂き
本当にありがとうございました!!』




お礼を伝えてから深く頭を下げた私は
また何か嫌味を言われるのかな…と思ったけど
その予想は外れていた。







不「…怪我、もういいのかよ。」

『へっ…?あ、はい…、もうすっかり…』

不「フンッ、そうかよ。」

『…。』




てっきり未熟者だって罵られながら怒られると思ったのに、かけられた言葉から

不死川さんが私の事を心配してくれていたのが伝わって来た。





『あの…、本当にすみませんでした…。
みっともないところをお見せしちゃって…』


不「もう謝るんじゃねェ。胡蝶から聞いただろ?
鬼との相性っつーのもあンだよ。
だからテメェは悪くねェ。」


『…。』






…なんか今日の不死川さん、ちょっと変。




元々、根は優しい人なんだけど
今は私が気にしないように気を遣ってくれてる…



私は驚いたまま固まってしまった。



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