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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第24章 指南





『どうして冨岡さんは…
私に何も話してくれなかったんでしょうか…』


「…。これは儂の勘だが
…、最近鬼に襲われ、負傷したか?」


『え…、あ、はい。つい先日…、
殺されそうになったところを
別の柱に助けてもらっちゃって
少しの間寝込んでしまいました。』



「恐らく義勇は
負傷したお前を見て、錆兎の事を思い出したのかもしれん。
大切な人を、また守る事ができなかったと…、そう思ったんだろう。」


『っ!!』




え…、ちょっと待って…、



じゃあ冨岡さんと別れるキッカケを作ったのは…



私ってこと…?




私が鬼に負けて、殺されそうになるほど弱いから
こんな事になっちゃったってことなの…?





辛い過去である錆兎さんの事を
私のせいで思い出す羽目になったってこと…?






『わ、わたしのせいです…、
冨岡さんのこと…、苦しませ、て…』


「己を責めるな。
義勇はお前のせいだとは思っていないはずだ。」


『でもっ…』


「義勇がお前さんと離れたのは
愛想をつかした訳ではないと儂は思う。
大切に思っているからこそ、
側にいない方が良いと決断し、別れを選んだんだ。」


『そんな…!
私を想ってくれてるなら
離れて欲しくなんかなかったですよ…』


「いいか、。
男はな、惚れた女が自分の知らないところで傷付き、守ることが出来ず先立たれてしまったら
死ぬほど後悔してしまう生き物だ…。
義勇はもう二度と…、錆兎を失った時と同じ事を
繰り返したくないのだろう。」


『っ…』





あぁ…、そうか…、



だから冨岡さんは私と別れ話をした時
すっごく悲しそうな顔をしてたんだ…。



先日の任務では
たまたま命を落とさずに済んだ私だけど、誰も助けに来なかったら、死んでたっておかしくなかった…。



冨岡さんは寝込んでいた私を見て
きっと相当な恐怖を感じたはずで…


優しい冨岡さんのことだから
辛くて悲しい思いをしていたに違いない。




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