第24章 指南
『蜜璃ちゃんお待たせ〜。
おにぎり沢山作ってきたよ!』
「わぁぁっ!ちゃん!ありがと〜っ!!」
ベットの上に座っている蜜璃ちゃんは
大量のおにぎりを見ると嬉しそうに顔を綻ばせていて、そんな蜜璃ちゃんの可愛らしい姿に微笑みながら
私はおにぎりが乗ったお皿を
ベットに備え付けられているテーブルに置いた。
「いただきまーすっ!!
……んー!!おいしい〜っ!!」
『あははっ、良かった。沢山食べてね?』
蜜璃ちゃんも柱だからか、
戦闘で負傷した傷は、まだ数日しか経ってないのに
もうほとんど治りかけている。
今みたいに
たくさん食べてるおかげかもしれないけど
その割には、回復力が異様な速さで驚くほどだった。
「あ、ねぇちゃん。
炭治郎くん達は元気にしてる?」
『うん、すっごく元気だよ。
みんなひどい怪我だったのに、治るの早すぎない?』
「確かにそうかも。
私もこんなに早く治るのは初めてだから…、
あ、でも!ちゃん達の治療のお陰でもあると思うよ!」
『え〜?当たり前のことしかしてないけど…』
「そんなことないよ!!
だってちゃん達、
夜通しで私達の容態を気にしてくれてたでしょ?
包帯もこまめに変えてくれてるし
私、すごく嬉しかったんだよ〜!」
満面の笑みでそう話す蜜璃ちゃんは
本当に嬉しく思ってくれてるようだった。
私が看病するのは仕事でもあるけど
みんなのことが心配だったから…
命懸けで戦ってきたみんなを労うのは
私にとっては当然のことなのに
わざわざお礼を伝えてくれる蜜璃ちゃんは
本当に心から優しい人だと思う。
『蜜璃ちゃんが嬉しいと私も嬉しい!
早く良くなるように
ここにいる間は美味しいご飯たくさん用意するからね!』
「ほんと!!?
きゃーっ!!嬉しい!!ありがとうちゃん!」
『お礼を言うのはこっちだよ〜。
上弦の鬼を倒してくれて…、
命懸けで戦ってくれて…、本当にありがとう。』
「…。」
『??蜜璃ちゃん?』
お礼を伝えた私に対して、
おにぎりを頬張ったまま固まってしまった蜜璃ちゃん。