第24章 指南
冨岡さんとお別れをしてから数日後ー…
遊郭での時のように、大きな事態が発生した。
上弦の鬼が再び現れ、
それは炭治郎くんが向かった刀鍛冶の里で起きた事だった。
炭治郎くん以外にも
柱の蜜璃ちゃん、時透くん、
炭治郎くんの妹の禰󠄀豆子ちゃん、
不死川さんの弟さんの玄弥くんという子…
全員で力を合わせて上弦の鬼を2体も倒したとのことだった。
上弦を相手にした訳だから
みんなそれぞれ負傷していて、全員が蝶屋敷に運び込まれ、私は冨岡さんとのことを悲しむ暇もないくらい
この数日間…、ずっと慌ただしく動き回っていた。
ア「さん、炭治郎さんの包帯の取り替えは…」
『あ、それはさっき済んだよ!
蜜璃ちゃんと時透くんのもついでにやってきた。』
ア「ありがとうございます!
じゃあ私達も一息ついて…」
キ「さんっ、アオイさんっ!
甘露寺様がご飯のおかわりをお求めになっていらっしゃるのですが…」
『えぇ…』
みんなに食事を配膳しに行ったキヨちゃんが私とアオイちゃんの元にやってきてそのように伝えられたから…
一息つくのはもう少し先になりそう。
ご飯を作り終えてから然程時間は経ってないのに
もう食べ終わっちゃったのか…、と項垂れそうになったけど、蜜璃ちゃんの為なら
どんなに大変でも断る気にはなれなかった。
『よしっ、じゃあ余ってるご飯でおにぎり作る!
アオイちゃんは休んでていいよ?』
ア「いえ、私も手伝います。
上弦の鬼と熾烈な戦いをされて
無事に生き残って下さったんですから。」
『そう…?
なら食べ切れないくらい沢山作っちゃおっか!』
ア「ふふっ、そうですね!」
蜜璃ちゃんが早く元気になってくれたら私も嬉しいし、大事な友達が喜んでくれるなら、食事の追加を用意することなんてお安い御用だ。
せっせとおにぎりを握り、全てのご飯を使い作り終わってから、私は蜜璃ちゃんがいる病室に
大量のおにぎりを抱えて向かった。