第45章 輝く舞台、愛される存在
「そろそろステージです!!」
また軽く腕を掴まれ、は三度、あの眩しいステージへと向かう。
ステージの照明がゆっくり落ちる。
司会者が声高に紹介する。
「続いては、B組プロデュースのドレスで再登場!どうぞ!」
ぱあっ、とライトがついた瞬間、会場は一気に沸き立つ。
「えっ……!?雰囲気変わった!!」「大人っぽすぎる!」
「B組のも良い!!」「綺麗……!綺麗すぎ!!」
も思わず照れ笑いしながらステージ中央へ進む。
その立ち姿だけで、会場の空気が甘く色づくようだった。
音楽が変わり、会場がざわつく。
「続いての代表者はこちら!!1年B組──物間寧人!!」
金色のライトが道を作るように走り、物間がステージ袖からゆっくり姿を現す。
登場した瞬間、観客から歓声。
「うわ!めちゃくちゃ王子様だ!!」「すげぇ!!」
だが、物間本人はステージ中央に立つを見た瞬間、完全に固まった。
笑顔のまま、ぴたりと動きが止まり、目を丸くし、その場で微妙に瞬きが増える。
司会も苦笑しながら続ける。
「ではお二人の衣装を紹介します!まず先生は、B組の皆さんが“上品さと強さの両立”をテーマにデザインしたロイヤルブルーのドレス。金糸の刺繍は“B組の誇りと、先生への敬意”を表現しているそうです!」
会場が沸く。
「そして物間くんのタキシードは、ドレスの金刺繍に合わせてゴールドの装飾入り。王子は僕だと言わんばかりの華麗な仕上がりとなっております!」
物間は衣装紹介に合わせて胸に手を置いて優雅に微笑む……が、視線だけは何度もの足元から顔まで確認している。
司会者が紹介を終えた瞬間、物間は観客へ向けて華麗に手を広げ、
物「ハッハッハ!見なよ皆!!先生が輝いている!そう!僕たちB組の力によってね!!!」
「キャラが強い!!」「さすが物間…!」
物間は満足げに微笑むが、近くで見るとほんの少しだけ呼吸が浅い。