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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第45章 輝く舞台、愛される存在


会場を一周するときも、心操は必要以上に話さない。

ただ、時々ちらりとを見る。
でもすぐに目を逸らす。

緊張しているのが丸わかりだった。

でもその“頑張ってる感じ”が心操の魅力だった。

ステージ中央に戻り、司会が言う。

「それでは心操くん、最後のアピールを!」

心「……」

少しだけ息を吸い、観客ではなく、だけを見る。

そして、

心「先生」
「……?」

心操は横に立つの手に、そっと自分のタキシードの胸元を重ねた。

心「……ここ、ずっと鳴りっぱなしで。俺……こういうの得意じゃないし、派手にできないけど。……でも、先生にはちゃんと伝えたかった」

そして目を逸らさず、落ち着いた声で最後の一言。

心「今日の先生、…すごく綺麗です」

「っ……」

胸がどくん、と鳴った。

「ぎゃああああ!!」
「低音ボイスで殺しにきたー!!!」

会場がざわめく。

「いやー、これは!控えめなのに刺さるやつですねぇ!!」

司会者もかなり楽しそうだった。

心「それから…」

心操はもう一度、すぅっと息を吸ってをしっかりと見る。

心「俺、もっともっと強くなって。絶対ヒーロー科に行きます。そうしたら、また、一緒に訓練、してくれませんか!」

まるで告白みたいに、手を伸ばす。
はその手を迷わず取った。

「もちろん。いつでも待ってるよ」

「うぉおおお!!!」

告白が成功したみたいに会場も大盛りあがり。

ステージ裏に戻ると、心操はすぐに距離をとって深呼吸した。

心「……すみません。慣れてないのに、調子に乗ったかも」

「ううん。そんなことないよ。それに…かっこいい」

心操は一瞬で耳まで赤くなる。

心「…なら、……よかった」

そして、少しだけ目をそらして。

心「俺……割と本気だったんで」

「えっ…?」

そう言って、静かに控え室へ戻っていった。
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