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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第45章 輝く舞台、愛される存在


その様子をみた司会者。

「こ、これは!!高度なテクニック!!花束を使い、会場には“そう見えるように”魅せる演出っ!いや〜これはやられましたね〜〜!!」

「ずるい!!」「殺す気!?」
「ひいいいイケメン……!!」

轟が花束を下げた瞬間、会場の轟音みたいな悲鳴が遠くに聞こえるほど、の心臓はまだバクバクしていた。

「……っ、な、なに今の……」

足が少し震えているのに気づいた瞬間、司会者が次の進行のために声を張る。

「では轟くん、先生、ステージ裏へ!」

轟はの手に花束をしっかり持たせると、そっと背に手を添え、余韻を壊さないようにエスコートして舞台袖まで導いた。

照明の届かない陰に入った瞬間、はようやく息を吐く。

「も、もう……心臓止まるかと思った……」

轟は静かにを見下ろし、

轟「……俺も」

その声が少しだけ熱を帯びていた。

そして、ほんの1秒だけ迷ったあと、轟は低い声で告げる。

轟「…爆豪だけじゃねぇ。俺も、本気だ。今日だけの感情じゃねぇ」

「……焦凍……」

轟「じゃあ」

名残惜しそうに手を離して、轟は控え室へ戻っていった。

「先生!!次の準備があります!!」

腕を取られ、は再び控え室へ戻される。

まだ胸が熱い。
花束の香りがふわっと鼻をくすぐって、余計に落ち着かない。

「わたし……今日死ぬのかな……?」

「先生、座ってくださいっ!時間がないので!!」

次の衣装を運び込む。

「次はB組プロデュースのドレスです!」

「B組……?」

マーメイドドレスから、新しいドレスへ着替えさせられる。

鏡に映る自分の姿に、は思わず息を呑む。
A組とはまったく雰囲気が違う。

B組のドレスは──
落ち着いたロイヤルブルーを基調に、ウエストから裾にかけて繊細な金の刺繍が散りばめられ、スカートの動きに合わせて光を反射するタイプ。
肩は上品にオフショルダーで、“華やかだけど上品、大人の姫”という印象。

「これ……すごい……」

スタッフも嬉しそうに頷く。
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