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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第45章 輝く舞台、愛される存在


ステージ袖に戻った瞬間、爆豪はの手を離さないまま振り返り、ぐっと距離を詰めた。

爆「…」

照明の熱と観客の興奮がまだ肌に残っている。

爆「言っとくけどよ」

赤く燃える瞳が真正面から刺さる。

爆「本気だからな。今日だけの遊びとか、そんなショボい気持ちでやってねぇ」

「勝己…わかってるけど…でも!」

爆「でもじゃねぇ、俺は諦めねぇ。何回でも言う」

残していったのは、怒ってるようで、苦しいほど真剣な声。

スタッフに引き剝がされるようにしては再び控え室へと戻された。

「時間ありません!アクセサリー変えます!」

次々と外されていく爆豪仕様の飾り。

代わりに運ばれてきたのは、氷の結晶みたいにきらめく透明のアクセサリーたち。

耳には揺れるクリスタル、首元には細く冷たい輝き、足元には銀糸を織り込んだストラップパンプス。

黒のマーメイドドレスはそのままなのに、印象はまるで違う。
静かな美しさが溢れ出した。

「先生、もうステージです!!」

また押し出されるようにして舞台へ。
ステージライトが一気に上がる。
客席からは、爆豪の時とは違うどよめきが広がった。

「うわこっちもめっちゃいい…!」
「え、やば、先生…!」

黒いドレスに氷の煌めきがよく映え、観客の視線が一斉に吸い寄せられる。

司会者が大きく息を吸い、

「それでは2人目の代表者っ!A組、轟焦凍!!」

スモークがわずかに流れる。
静謐な音楽がステージを満たした。

──ゆっくりと、歩いてくる。

黒のタキシード。
装飾は控えめなのに、胸元や袖の縁にはのアクセサリーと同じ、氷の粒が溶け残ったような透明な装飾。

そして赤と白の髪の色が、その無機質な輝きをさらに際立たせていた。

女子の悲鳴が弾ける。

「ぎゃああああああ!!」
「なにあれかっこよすぎる!!」
「映画!?実写!?アイドル!?」

その中心では一瞬、息を飲んだ。

美しすぎて。

轟もまた、ステージ中央で足を止めたまま。
ただ、だけを見つめて動けない。

轟「……綺麗…だ。」

息の混ざった声。
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