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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第45章 輝く舞台、愛される存在


会場を一周するようにレッドカーペットが敷かれており、観客の間をゆっくり歩いて回る。

爆豪はずっと手を離さない。
指を絡めるでもなく、ただ守るように。

ときどき様子を見るように横目を向けては、

爆「大丈夫か?」
「うん、大丈夫。ありがとう」
爆「…ん」

短い会話なのに、妙にあたたかい。

途中、観客の歓声が一段と強くなる。
ライトがふたりを照らした。

爆豪はその光ににらみを利かせるように視線を向けたが、次の瞬間、手に力を込めてを引き寄せるようにエスコートした。

爆「…目ぇ離すなよ」

その小さな低音が胸に刺さる。

再び階段に差しかかったとき、爆豪は自然な動きでの腰を支えた。
ドレスの裾を踏まないように、彼女の歩幅に合わせてゆっくり上がる。

ステージ中央。
眩しいスポットライトの下で、司会が叫ぶ。

「それでは、最後のアピールをどうぞ!!」

歓声がうねり、のドレスが光をまとって静かに揺れる。

爆豪は一歩前に出る。

胸を張り、観客席を睨みつけるみたいに見渡し——
そのまま、ゆっくりとの腰を引き寄せた。

会場が一瞬、息を飲む。

「勝己…っ、」

爆豪「……黙ってろ」

声は低くて荒いのに、どこか震えている。

爆豪は観客に背を向けず、堂々とそのままの腰にしっかり腕を回した。
逃げ場なんてどこにもない、完全な“独占”。

爆「見とけや、てめェら全員」

マイク無しでも届くような、鋭い声。

爆「コイツは、オレが連れて歩くんだよ」

会場、騒然。

クラスメイトも上級生も、教師陣も、誰も言い返せないほどの“所有宣言”。

さらに爆豪はの耳元へ顔を寄せ、触れる直前で止める距離で囁く。

爆「……他なんざ見んな。オレだけ見とけ」

の心臓が跳ねる。

でも爆豪は視線を逸らさず、ただ真っ直ぐ。

爆「……じゃねぇと、許さねぇ」

言葉は荒いのに、誰よりも優しく、誰よりも愛が滲んでいる。

最後に爆豪は腕をほどく代わりに、の手を“離さない”という選択をした。

爆「ほら、戻んぞ」

そう言って、他の誰にも触れさせないように護るみたいにエスコートしてステージを後にした。
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