第45章 輝く舞台、愛される存在
ちょっとだけ申し訳なさそうな顔をしてから、
「言ってませんでした!すみません!ということで、30分後に始まります!歌う曲決めておいてください!あ!でも、メインはそっちじゃないんで!」
「えぇ…急に言われても…うーん、考えておくけど…。それに、メインって?まだ何かあるの…?」
「ふっふっふ。これがこの文化祭の目玉といっても過言ではない!…ですが、先生にはまだ内緒です。ステージに上がったら教えます」
イタズラっぽく微笑まれ、はさらに困惑。
「えぇ…そんな直前なの…?」
バタバタとした空気に飲まれ、衣装に目を向ける余裕もないまま会話していたが、ふと鏡を見る。
「わぁ…すごい…」
そこには黒いドレスをまとった自分が。
しかし、衣装担当のサポート科の子が眉をひそめる。
「うーん…。なんかもっと……。あ!そうだ!!先生ごめんなさい1回脱いでください!」
言われるままドレスを渡すと、その子はまるで風のような速さで駆けていった。
「一瞬で直してきますーー!」
そして15分後。
「……はぁ、はぁっ!!できました!!これ着てください!!」
汗だくで戻ってきたサポート科の子から衣装を受け取り、
経営科の生徒たちが急いでに着せていく。
「もう時間がない!腕通して!!はい次!!」
焦りに飲まれながら袖を通し、足を入れ、最後のホックが留まる。
「えっ…!!」
さっきとはまるで別物だった。
ドレスは短くカットされ、ふわっとしていた布地は大胆なパンツスタイルに。
キラキラと照明を反射しそうなスパンコールが散りばめられていた。
「こ、これ、恥ずかしいよ…!」
足が露出し、普段見せない肌にひやりとした空気が触れる。
慣れていないせいで、胸がどきどきして落ち着かない。
しかし生徒たちはそんなの声を完全スルー。
「完ッ璧!!」「最高に似合ってる!」
「先生、行きましょう!!」
気づけば手を取られ、そのまま一気にステージ裏へと連れて行かれた。