第45章 輝く舞台、愛される存在
余韻に浸る時間は少なく、すぐに舞台袖から経営科の人達の迎えが来た。
「ちょっと先生!時間ないんですから!!!もう行きますよ!」
「1-Aのみんな、お疲れ!先生借りてくね〜」
「楽しみにしててよ衣装やばいから!」
「えっ…待ってまだみんなと話せてないのに…!」
「時間がありません!行きますよ!」
問答無用で引きずられていく。
A組生徒たちはやり切って、達成感に満ち溢れていた。
片付けしながら、自然と話題はのことへ。
上「先生、今日めっちゃかわいくなかった!?」
瀬「まじわかる、1人だけ輝いてたもん」
切「特別ステージって、アレ以外何やるんだろうな!?」
峰「グラビア撮…ぐふぇ!!」
蛙「峰田ちゃんほんと最低ね」
爆「…さっさと片付けて行くぞ。特別ステージ」
轟「ああ、行こう」
爆「てめェに言ってねェんだよ!!」
轟「……悪い」
今日も変わらずA組はA組だった。
一方が連れてこられたのは、ドレスアップのための準備室。
メイクさん、衣装係、ヘア担当…周りは戦場のようにバタついているのに、当の本人だけが取り残されたような顔。。
「ね、ねぇ…、まだ何やるか知らないんだけど…」
アクセサリーが選ばれ、メイクも直されていく。
心の準備なんて追いつくはずもない。
そんな中、経営科の女子がにっこりと微笑む。
……その笑顔が、妙に怖い。
「そりゃあ先生……。あんなことできるんですから…」
「あんなこと…?」
「もちろん…………歌いましょう!!!次は先生が主役です!」
「え!?歌うの!?聞いてないよ!?」
驚きすぎて立ち上がりかける。
だがその腕は、衣装係に優しくも強制的に座らされた。