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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第45章 輝く舞台、愛される存在


(……もう。けど、いいか!)

耳郎にニコっと笑い、バンドメンバーの上鳴、常闇、そして爆豪へ軽く合図を送る。

爆豪はニヤリと口角を上げ、「来いよ」と言いたげに、の声を待ち構えていた。

会場中の視線がへ集中する。

「えっ!?」「先生もしかして歌う!?」
「てか今日なんかいつもと違うくね?」

ざわめく観客。
そんな中、耳郎のソロがラストサビ前へ突入し、会場の熱気はさらに高まっていく。

そして——大サビ。

は大きく息を吸い込み、耳郎の声を最大限に引き立てるように、あくまで自分は“支えの声”として完璧にハモりを重ねた。

その瞬間、会場の空気が“止まった”。

聴衆は一斉に言葉を失い、目を見開き、ただただ、2人の声の美しさに飲み込まれた。

ダンスも演出も最高潮に盛り上がり、光の粒がふわりとステージを包み込む。

壊「わぁ…!!!!!」

壊理ちゃんの顔には生まれて初めて見るような、とびっきりの笑顔。

まるで闇を振り切るように——


光の中で笑っていた。

通(笑った……!笑ったよ…!!)

ミリオの目から涙が溢れる。

歌い切ったあと、と耳郎は目を合わせ、やさしく微笑み合う。

そして、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

ヒーロー科に偏見を持っていた人たちも、今はただ、A組のステージに心からの称賛を送っている。

幕がゆっくりと降りていき、もA組の生徒たちと一緒に深く礼をした。

幕が降りきったあと。

「響香、凄く楽しそうだったよ。それに、かっこよかった。お疲れ様」

頭を撫でると、耳郎は顔を真っ赤にしながら、

耳「ありがとう…ございます。先生も、めっちゃ、良かった。一緒に歌ってくれてありがとう!」

「こちらこそ、ありがとうね」
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