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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第43章 響く歌声、癒される心


芦戸なんかは泣き笑いしながら大騒ぎ。

芦「なに今の!?ズルいでしょ!?心持ってかれたんだけど!!?」

耳郎は両手で耳を押さえながら唖然としている。

耳「音の入り方が……反則……」

上鳴は手をバタバタさせながら叫ぶ。

上「先生!てかこれ!文化祭のメインステージで歌ってよ!!!」

爆豪の目は真顔のまま、ほんの少しだけ揺れていた。
唇が、かすかに震えていた。

轟は静かに息を吸って、真っ直ぐ呟く。

轟「……きれいだった」

その言葉があまりに真剣で、は少しだけ頬を赤くした。

最後に瀬呂が続く。

瀬「こんなん聞いたらもう、出てほしいしかないでしょ!」

「いやいや…、私、生徒じゃないし……出演は……」

耳「じゃあ!下のパートだけ!ハモりだけでいいから!!」
芦「おねがいっ!!文化祭の成功がかかってるの!!」
上「頼むって!!先生の声必要なんだよ~!!」

「ま、待って待って……!」

わちゃわちゃと囲まれて困っていると、スッ…と背後から気配が落ちる。

相「退院早々、を困らせるな」

ぴしっと空気が止まる。
だが葉隠が手を挙げた。

葉「相澤先生!さっき先生が弾き語りしたんですよ~!すっごく綺麗で!」

相澤の耳がわずかにぴくっと動く。
……が、表情は変えず。

相「そうか」

((((絶対気になってるやつだ……))))

芦戸がじりじり近づき、にやり。

芦「相澤せんせ~?ほんとは聞きたいんでしょ~?ほらみんな!アンコールっ!!」

「「「アンコール!!!」」」

全員が総立ちで、もう一度と手を伸ばす。

「次はアップテンポでもバラードでもいいから!!!」

A組のリビングは、熱気と感動と、への純粋な“すき”でいっぱいだった。

その中心で、は困ったように微笑むしかなかった。

結局勢いに押され、は観念してもう一度ギターを手に取った。
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