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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第42章 戻らない未来、守りたい命


火葬の翌日。

と通形は様子見でまだ病院にいた。

まだ空気のどこかがしん…としていて、の胸の奥には小さな穴が空いたまま。

そんなの病室の扉が、そっとノックされた。

通「……さん、起きてますか?」

通形だった。

体はまだ痛みが残っているはずなのに、いつもの笑顔を無理にでも形にして入ってくる。

通「今日……どうしても顔、見に来たくて」

無理に明るく振る舞おうとするけど、その瞳には深い悲しみが滲んでいた。

が微笑むと、通形は肩の力を抜くように言った。

通「……よかった。今日もさんの顔が見れて、俺はすごく嬉しい。…さんの笑顔って、誰よりも周りを救うから」

その瞳は痛みをわかったうえで、“あなたの笑顔が好きなんだ”って静かに伝えてくるようなあたたかさがあった。

通「こんなときこそ…笑っててほしいって思っちゃうんだ。さんが幸せでいてくれることが、俺の希望でもあるから」

押しつけじゃない。
ただ純粋に「大切だからこそ笑っていてほしい」という想いだけ。
通形の言葉はそっとの心に沁みて、少しだけ呼吸が楽になる。

はそっと笑う。
昨日よりほんの少しだけ自然に。

通形は嬉しそうに、涙をこらえながら言った。

通「また来ますね。……ね、さん」

その一言が、そっと心に灯りをともす。

そのおかげか、通形が病室を出たあとはゆっくりと眠りにつくことができた。
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