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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第42章 戻らない未来、守りたい命


緑谷は目を大きく見開き、拳を強く握りしめる。

緑(ナイトアイ…こんなに……ちゃんのこと……。最後の瞬間まで……)

へ向けたあまりに深い優しさと、だけに向けられた“触れ方”を見てしまって、胸の奥がじわ…っと熱くなる。

それは、“愛”というものの尊さが突き刺さる痛みだった。

通形は両手で顔を覆ったまま、嗚咽をこらえきれない。

通(サー……。最後まで……俺たちのヒーローなのに…さんの幸せまで……願ってて……)

あまりにも大きすぎる愛の形に、涙が止まらない。

相澤はほとんど声を漏らさない。
ただ、赤くなった目元と強く噛み締めた奥歯だけが、相澤の心の揺れを示していた。

相(最後の瞬間まで……を……)

その想いの深さに、悔しさと敬意と切なさがぐちゃぐちゃに混ざって胸が軋む。

そして──

ナイトアイの身体に光が完全に失われたその時。
の膝が、力なく崩れた。

「……っ…いや……、いやだよ…未来さん…起きて……お願い……。まだ……まだ何も返せてない………」

必死に伸ばされた手は、もう二度と温もりを返さないナイトアイの胸の上で震える。

「どうして……どうしてそんなふうに……最後まで……私のことなんて……」

声が震え、涙が頬をつたって止まらない。

次の瞬間──
倒れ込むように泣き崩れたの身体を、素早く、だけど驚くほど優しい力で抱きとめた人がいた。

相澤だった。
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