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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第42章 戻らない未来、守りたい命


ナ「…触れていていいか……?」

掠れた声で問い、震える手がの頬をなぞる。

は涙を零したまま、そっと頬を寄せた。

ナイトアイは、ほんの一瞬だけ迷ったあと――
限界を超えるように体を起こし、の額にかすかに触れる程度の、儚いキスを落とした。

それはすべてを語るには足りないほど短く、けれど永遠のように深い想いがこめられていた。

ナ「……の……、笑顔に……」




目を閉じながら、最後の力で言葉を紡ぐ。




ナ「……未来が……、ありますように……」




「っ……未来さん……!」

通形は歯を食いしばり、必死に涙をこらえていた。

相澤は目を伏せ、拳を固く握りしめ。

オールマイトは震える唇で、声にならない祈りを漏らした。

バブルガールは泣き崩れ、ただ「サー……」と繰り返すことしかできなかった。

そして――



ナイトアイの手が、そっと力を失う。
ナイトアイの笑顔だけが、まだの頬に触れているようで。

病室には、機械の電子音と、誰かのすすり泣く声だけが静かに響いていた。

ピーーーーという無機質な音が鳴り続ける中、ナイトアイの指先が、そっとの頬から滑り落ちた。

その瞬間──そこにいた全員が、胸の奥を掴まれたような痛みに震えた。
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