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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第42章 戻らない未来、守りたい命


「未来……さん……っ」

その声に、閉じていたナイトアイの瞼がかすかに動いた。

ナ「…………よかっ、た…」

弱々しく、それでも優しさを含んだ声。
は震える手でナイトアイの手を包む。

「そんな……こんな……どうして……こんなに……」

言葉にならず、涙だけがぽたぽたと落ちる。

ナ「……生きていて……本当に……良かった……」

息をするたび苦しそうなのに、微笑んでみせる。

ナ「……私は……あの時……最悪の未来しか……見えていなかった。君を……失うのが……怖かった……」

「……未来さん……っ」

ナ「だが……未来は変わった……。私は初めて…見た。思うに…エネルギーなんじゃないかと…思うんだ。疑念の入る余地のない…強い思い。未来を望む…エネルギー…。私は…に生きてほしかった…それは緑谷も…、きっと治崎も…同じだったんだろう…」

微笑むその目が優しく揺れる。

ナ「…そんなに泣くな……涙は似合わない……」

その言葉に、の嗚咽が喉で詰まる。

「……だって……未来さんも……生きて……っ……生きてよ……っ……!」

限界の身体で、必死に呼吸器に触れる。

相「!やめろ!!」
オ「君!!」

声が飛ぶ。
バブルガールが泣きながら首を振る。

だが、は聞こえない。

ゆっくりと呼吸器を横にずらし、顔を近づけた。

「……だから……お願い……生きて……未来さん……」

ナ「もう…いいんだ…」

「いやだ…、未来さん…。目、閉じて…祈って…」

は目を閉じ、ゆっくりと唇を重ねた。
胸の奥からあふれるように、必死に、心の底から祈った。
傷が戻るように。
また一緒に、笑い合えるように。

静寂が訪れる。

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