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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第41章 血塗られた救済、救われた命


ナイトアイの胸に飛び込み、正面から抱きつく。
その背後から──轟音とともに巨大な棘が迫る。

(避けられない……!)

次の瞬間。





棘は、まとめて2人の体を貫いた。



「ッ………」




息が焼けるような痛みに喉が震える。




だがそれは、背中からではなく、正面から。

「な…んで、未来……さん…!」

視界が揺れる。
目の前には、苦痛に歪みながらも微笑もうとするナイトアイの顔。

ナ(未来を……壊理ちゃんが助かり…、やミリオたちも無事…。そんな…未来を……)

ナイトアイは抱きしめてくれたを庇うために、一瞬で身体を反転させ、背中で棘を受けたのだ。

その背中は深々と突き刺され、血が滲み落ちていく。

(そんな……っ嫌だ……!)

震える手でナイトアイの胸元に触れ、耳を押し当てる。
──まだ、鼓動がある。

(大丈夫、絶対……私が助ける……!)

だが、身体は棘に固定され、動かない。
ナイトアイに触れられる位置も限られている。
口付けで治す。その方法も、今は届かない。

(どうすれば……何か……何か……!)

頭が焼けるほど回転する。
涙がこぼれそうになるが、必死にこらえる。

そんな中、2人が串刺しになっている光景を見た緑谷が叫んだ。

緑「ちゃん!!!! ナイトアイ!!!」

壊理ちゃんを通形に託し、緑谷が獣のようなスピードで治崎へ突っ込む。

治「諦めろ。俺の言った通りになるだけだ。全員、死ぬ」

その時、治崎の視界がふと揺れた。
目に映ったのは、棘に貫かれながらも必死にナイトアイを守ろうとする。

“死んでほしくない”
その感情が、治崎の胸をほんの一瞬だけ刺した。

緑「そう決まっていたとしても…その未来を!ねじ曲げる!」
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