第41章 血塗られた救済、救われた命
取り込んだ全てが治崎の体を歪ませ、異形の姿へと変わっていく。
治「最低の気分だが、さっきよりはいくらかマシだな…。ここまでされたのは初めてだ…。悲しい人生だったなあ、ルミリオン。壊理に、俺に関わらなければ個性を永遠に失うこともなかった」
(!!個性を…)
ナ(永遠に失う……)
治「関わらなければ、夢にかかったままでいられた。失ってなお粘って、そしてその結果が仲間を巻き込み全員死ぬだけだってな!」
治崎は床を砕きながらたちに向かってこようとする。
だが緑谷が割り込むように飛び出し、進路を塞いだ。
その瞬間、ナイトアイとが同時に前へ。
ナ「こいつの相手は私がする!」
「サポートします!」
治「させるか」
そこから、息の合った猛攻が始まる。
完全にプロとして噛み合った、無駄のない連携。
ナ「緑谷はルミリオンと壊理ちゃんを!」
緑「了解です!」
しかし、相澤の姿がない。
さっきまで倒れていた側近の姿も消えていた。
「廻さん。消…イレイザーヘッドをどこへ?側近も居ませんが」
治「個性を消すヒーローに興味があるんでね。VIPルームに案内しといたよ。そして君の個性にも…興味はある」
「っ…!!」
ナ「に手は出させない!!」
そこからナイトアイは治崎に触れ、目を見る。
ナ(私は…と、の守りたいものの無事を…。私を信じて強くなってくれたミリオの無事を…)
未来は変えられない。
だからナイトアイは遠い未来を見ない。
“1秒先”の未来を何度も見続ける。
ナイトアイとが求める、最良の結末を。
ナ(!!!!)
未来を見た。
最悪の未来を。
その一瞬、1秒にも満たないその間、地面から出てきた大きな棘がナイトアイに向かう。
「未来さん!!!」
思考より先に体が動いた。
は叫びながら、ナイトアイへと駆け寄る。