第41章 血塗られた救済、救われた命
警「生き迷宮が終わったのはいいが、これじゃ前後もわからない」
ナ「部屋への方向なら私が把握している」
入中にトガとトゥワイスの行方を聞くが、どうやら把握していないらしい。
敵連合との関係を話していると、先ほどトガに襲われたロックロックが荒い息で声を上げた。
ロ「何を立ち話してやがる…進め!俺たちの最優先事項はなんだよ!!」
リューキュウたち、上に残って戦っている人達、地下で分断された警官たち、天喰、ファットガム、切島、そして通形。
──あと一息。
みんなが繋いだ時間を無駄にできない。
ロックロックをその場に残し、全員が駆け出した。
(早く…壊理ちゃんの元へ!)
奥へ、奥へと足を進める。
途中、男が一人倒れていたが、立ち止まる余裕はない。
ただ全力で走る。
そして──緑谷が最後の壁をぶち破った。
視界が開けた瞬間、そこにあったのは…
ボロボロの通形と、治崎。
と治崎の目が合う。
治「!!」
次の瞬間、緑谷が踏み込んで治崎に蹴りを叩き込んだ。
相澤は“見て”個性を消す。
相「、ナイトアイ!要救助者の確保を!」
「はい!」
倒れている治崎の側近2人。
そして先ほど通って来た場所にいたもう1人。
歪んだ壁に囲まれた空間。
傷だらけの治崎。
そのすべてが、通形がどれだけ戦ったかを雄弁に物語っていた。
通「壊理ちゃんは…、うし…ろに、います」
ナイトアイは壊理ちゃんと通形をまとめて抱きしめる。
ナ「もう大丈夫。……すごいぞ、ミリオ」
その後、も2人に近付く。
「壊理ちゃん、もう大丈夫だからね」
怯えた壊理ちゃんの頭を優しく撫でる。
それから、ゆっくりと通形へ視線を移した。