第41章 血塗られた救済、救われた命
すると、壁の向こうから死穢八斎會の1人とトゥワイスがやってきた。
(敵連合…!)
死穢八斎會の男が飛び出してくるが、ナイトアイはその動きを読み切り、一瞬で沈めた。
あまりの速さに、警察たちは目を丸くする。
ナ「幾人もの未来を見てきたからか、近接において私はそれらが人より少し速い。しかしこれは読めなかった…。まさか天下の敵連合が一介のヤクザに与するとはな」
倒れた男の身体が、ぐずりと溶けていく。
——トゥワイスの複製だった。
ナイトアイはすぐさまトゥワイスに向かおうとしたが、壁が轟音とともに降りてきて進路を塞ぐ。
次の瞬間、奇声。
そして床と壁が暴れはじめ、全員がまた別の場所へと落下した。
その落下の最中、ナイトアイの手はの手を強く握り続けていた。
落ちた先でも、壁は暴れ続ける。
今にも押し潰されそうなほど近く迫る中、入中が姿を現す。
相澤が素早く“見て”、個性を消す。
そして緑谷とナイトアイの連携で、入中は完全に拘束された。
相「連合の裏切り?」
ナ「どうやらいいように使われてしまったようだな」
その言葉に、はふと相澤へ目を向ける。
相澤の手は背をかばうようにしている。
そして、血が伝っているのに気づいた。
「っ!!消太さん!?どうしたんですか!?酷い怪我…刺されたんですか?」
相「あぁ…油断していた」
「すぐ治します」
相「大丈夫だ、そんなに深くない。それに時間もない。早く先へ急ごう」
「ならいいんですが…」
ナ「これで迷宮が終わった」
拘束された入中は、なぜかトガとトゥワイスに向かって怒鳴っていた。