• テキストサイズ

【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第41章 血塗られた救済、救われた命


警「治崎じゃねぇ…逸脱してる。考えられるとしたら本部長の入中だ!個性は、物の中に入り自由自在に操る"擬態"!」

フ「ブーストさせたらない話じゃないか…。こんなん相当体に負担かかるはずやで…!イレイザー、消されへんのか?」

相「本体が見えないと、どうにも…」

道はぐにゃりと歪み、上下左右がひっくり返るような錯覚すら起こす。
全員が足を取られ、前に進めずにいたその時。

通形が迷わず走り出した。

通「どれだけ道をゆがめようとも、目的の方向さえわかっていれば俺は行ける!先に向かってます!」

「ミリオ!」

通「さん、俺は大丈夫です!あなたの隣に胸張って立てるようなヒーローになるんだ!」

(ミリオは…もう十分すぎるほど、強いのに)

心の中でそう呟きながら、壁の向こうへ消えた背中を見送った。

その直後、床が突然抜けた。

「っ!」

相澤が握っていた手を瞬時に引き寄せ、をしっかりと抱き込む。
全員がそのまま下層の広間へと落とされた。

フ「おいイレイザー、いつまで抱きしめてんねん」

相澤は無言で手を離した。

「ありがとう、ございます」
相「怪我、ないか」
「お陰様で」
相「よかった」

低く息をつくその声には、安堵がにじんでいた。

「おいおい、国家権力が落ちてきやがった。不思議なこともあるもんだ」

視線を向けると、敵意むき出しの3人の組合員がこちらを見ていた。

フ「よっぽど全面戦争したいらしいな」

ヒーローたちが構えようとした瞬間、天喰が一歩前に出てそれを制した。

天「そのプロの力は目的のために。…こいつらは俺が相手します」

天喰の声音は静かだが、決意は鋭い。

天「何人ものヒーローがこの場にとどまっているこの状況がもう、思うツボだ。イレイザー筆頭に、プロの個性はこの先に取っておくべきだ!」

「でも…環!」

天「俺なら1人で3人完封できる!信じて、さん!」

「………」

一瞬の沈黙を破るように、ファットガムが力強く言った。

フ「行くぞ!!」
/ 508ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp