第41章 血塗られた救済、救われた命
警察がインターホンを押そうとした瞬間、屋敷の扉が内側から破裂するように開いた。
「何なんですか? 朝から大人数で」
ごつい体躯の組合員が飛びかかってくる。
瞬間、リューキュウが龍へと変身し、その身体で男を押さえ込んだ。
リューキュウ、そしてリューキュウの事務所にインターンしている波動・麗日・蛙水・サイドキックたちが前線を抑える。
その隙に、他のヒーローと警察が一気に屋敷の奥へとなだれ込んだ。
次々と湧くように組合員が現れるが、地方ヒーローたちが次々と対応し、前を開いていく。
、ナイトアイたちはただまっすぐに。
壊理ちゃんのいるはずの場所へ、迷わず駆け抜けた。
奥へ進むと、例の花瓶の棚が現れた。
ナ「ここだ。この下に隠し通路を開く仕掛けがある」
(やっぱり…)
ナイトアイは視た未来の通りに、板敷きを正確な順で押す。
ガコン、と低い音と共に床が開いた瞬間、さらに複数の組合員が飛び出してきた。
「なんじゃあ!テメェら!!!」
バブルガールとセンチピーダーが先陣を切り、その勢いを止める。
その隙に2人を抜け、また全員が壊理ちゃんの元へと走る。
階段を降りた先、道が突然塞がれていた。
「あれ…?」
通「俺、見てきます!」
通形が壁へ手を添え、個性で向こう側を見る。
通「壁で塞いであるだけです。ただかなり厚い壁です」
切「妨害できるつもりならめでてぇな!」
緑谷と切島が同時に踏み込み、轟音と共にその厚壁を粉砕した。
「2人ともさすが!」
だが、先へ進もうとした瞬間、通路がうねり、まるで生き物のように形を変え始めた。
「わっ…」
傾いた床に体勢を崩したへ、素早く伸びる大きな手。
相「大丈夫か!」
その手は温かくて、いつも危険の直前で支えてくれる人の手だった。
はその手をぎゅっと握り返した。