第40章 静かな潜入、掴んだ手がかり
会議終了後、は相澤と帰らずにナイトアイの元へ向かった。
「私、治崎にもう一度近づいてみます」
空気が凍る。
ナ「何を言っている。危険すぎる」
「……前に会った時、敵意は感じませんでした。接触できるのは私だけかもしれない。小さなヒントでもいい、掴みたいんです」
ナイトアイは黙っての目を見つめた。
折れない意志がそこにあった。
ナ「…わかっているのか。勘づかれれば"触れた瞬間終わる”相手だぞ」
「はい。それでも…あの子を助けたい」
しばらくの沈黙。
やがてナイトアイはゆっくり息を吐いた。
ナ「…君は止められないんだな。ならば徹底的に準備するぞ」
2人は深夜まで作戦を詰めた。
帰り際、ナイトアイはそっとの頭に手を置いた。
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は校長にだけ事情を伝え、学校を休むことに。
手土産代わりに小さなお菓子を買い、電車に揺られて向かった。
雨の日、優しくタオルを差し出してくれたあの男。
治崎がいる、死穢八斎會の本拠地へ。
ピンポン──。
静かな住宅街に、乾いた電子音が響く。
ほんの数秒の沈黙。
中からスーツ姿の男が3人出てきて、鋭い目つきでを見下ろした。
「…あ? 誰だよテメェ」
「なんの用だ、こんな場所まで」
もう一人は舌打ちしながら言い捨てたが、その視線はの穏やかな顔立ちをとらえると、一瞬だけ緩む。
「でも…いい女だな」
空気の刺すような張りつめた威圧感。
それでもはふわりと微笑み、両手でそっとお菓子の包みを持ち上げた。
「こんにちは。突然すみません。先日、廻さんに助けていただいたので…お礼に伺いました」
「は?お頭が女助けたとか、聞いたことねぇけど?」
「まぁでも、お礼ってのは…別に、悪くねぇか?」