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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第39章 苦しむ熱、寄り添う想い ※


「分からないんです」

マ「分からねェ?」

「はい……。みんな、本当に優しいんです」

少しだけ微笑んだは、膝の上でぎゅっと手を重ねた。

「真っ直ぐに想いを伝えてくれて……支えてくれて……。その気持ちが嬉しくて、温かくて……でも、どう返したらいいのか分からないんです」

俯きながら、言葉を一つひとつ紡ぐ。

「誰の想いを受け取ればいいのか……。みんなの想いが優しすぎて、強すぎて……」

一度言葉を切り、小さく息をつく。

「だけど、その全部が心地よくて……だから余計に、分からないんです」

頭の中には、たくさんの想いを伝えてくれる人たちの顔が浮かんでいた。

爆豪の真っ直ぐで熱い想い。
轟の穏やかで優しい眼差し。
緑谷のひたむきで純粋な想い。
相澤の何も言わず包み込んでくれるような優しさ。

その人たちに、どれだけのものを返せただろうか。

…いや、何も返せていない。
ただ貰うだけで、何一つ返せていない。

「私ばっかりもらって…。だから…」

マ「さァ」

の話をマイクが断ち切った。

マ「自分のこともっと大事にしな。自分の気持ち。抑えこみすぎなんじゃねェ?もっと自分好きになって、自分優先していいと思うぜ?」

「……はい、ありがとうございます」

マ「それから…俺のことも、少しは見てね?」

「え…?」

マ「いや…。準備おわったなら行こうか、サン?」
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