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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第38章 溢れる力、受け継がれる愛 ※微


緑「…ちゃん……」

絞り出すように出た声。

「出久…?何かあったの?」

緑「ごめ…ん、また体が勝手に…離れて…僕を殴って…」

何が何だか分からず、余計緑谷が心配になった。

「えぇっ…?出久ほんとにどうしたの…?」

体を離し、緑谷の顔を覗き込むと苦しそうな表情をしていた。

緑「お願い…逃げて……。衝動が…抑えられ…なく、なる」

「衝動?なんの??本当に大丈夫?」

緑「ちゃん…はや、く………」

「こんな状態で放っとけないよ…」

眉を下げる。

緑「僕………、今にも、ちゃんに…」

触れたくて触れたくて仕方がない。

強く抱きしめたい。
キスをしたい。

好き、大好き、愛してる。

この突き動かされる衝動は、なんだろう。

そして緑谷は我慢の限界を迎えた。

緑「もう…ごめん、ちゃん……っ」

の手を引いて、自分の後ろにあったドアに追いやった。
そのドアに手を付き、逃げられないように囲う。

「っ!!い、いず…っ」

名前を呼ばれる前に、の唇は緑谷の唇で蓋がされた。

は必死に手を緑谷の胸に当てて押し返す。

「んんっ…!!」

その手は優しく捕まれ、ドアに張り付けられてしまった。
そのままの口内に柔らかく温かい舌が入ってきて、ゆっくりと絡め取られる。

「んっ…、んんっ、んぅ…」

暫く堪能した後、ゆっくりと唇は離された。

「はぁ、はぁっ…いず…く…」

緑谷を見上げる。
目は合っているが、その奥には緑谷ではない"誰か"の面影が見えた気がした。

その時、の手を握りしめていた手が離れたかと思うと、緑谷は自分の頬を殴った。

緑「った……。!!!!ちゃん!?ご、ごめん!…本当に……僕………………ごめんなさい……」

正気を取り戻した緑谷。
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