第37章 導きの先、繋がる道
オ「少し待っていなさい」
オールマイトはそのままどこかへ行ってしまった。
暫くして校内放送が流れた。
「3年の通形ミリオくん、1-A副担任の先生、オールマイトがお呼びです。至急、生徒指導室まで来てください」
はちょうどその時、普通科の教室で心操と話していた。
「…?俊典さん?なんだろう?」
心「呼ばれてますね…」
ほんの少し、寂しそうに目を伏せる心操。
せっかくと1対1で話していたのに。
そんな機会、めったにないのに。
「ごめんね…、もう行かなきゃ!でも訓練順調みたいでよかった!また見にいくからね!頑張ってね!!!」
優しい笑顔を残して、は小走りで教室を後にした。
その背中を見つめながら、心操はぐっと拳を握る。
心(頑張らないと…)
元々努力する理由は、自分のためだった。
でも今は…もう一つ、理由ができた。
に認められるような、隣に並べるヒーローになるために。
生徒指導室の扉を開けると、そこにはオールマイト、緑谷、通形がもう揃っていた。
「お待たせしてごめんなさい…!」
オ「いやこっちこそ、急に呼び出してすまなかったね」
緑「あの…状況がよく掴めないんですけど…」
通「奇遇!実は俺もなんだよね」
オ「通形少年は現在、ナイトアイの下でインターンを行っている」
はハッとしたように目を見開く。
呼ばれた理由が、わかった。
先日挨拶に訪れたナイトアイ事務所。
通形はその時、もう1年ほどインターンを継続していると話していた。