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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第36章 反応する力、愛の鼓動


言葉を詰まらせながらも真剣に訴える緑谷に、オールマイトはしばらく黙り込んだ。

やがて小さく息を吐き、深く考え込むように呟いた。

オ「ふむ……」

緑「僕の中の面影はこう言っていました。『…似ている。私が守りたかった、かつて愛したあの人に』と」

オ「………」

オールマイトはしばらく黙り込み、眉をひそめて考え込んだ。

オ「……正直なところ、私にもよくわからない部分がある」

視線を緑谷から少しそらし、遠い記憶を辿るように呟く。

オ「ワンフォーオールの力は単なる個性以上のものだ。歴代の継承者たちの感情や想いが絡み合い、時に制御しきれない影響を及ぼすこともあるのかもしれん」

オールマイトは緑谷の肩に軽く手を置いた。

オ「だが、それが君を動かす力の一端であることは間違いない。君が感じる衝動は、歴代継承者の強く深い想いと、君の想いが重なっているからかもしれないね」

少し笑みを浮かべ、続けた。

オ「待てよ…」

オールマイトの顔が急に曇った。

オ「緑谷少年、ワンフォーオールからどんな感情が流れてきたって?」

緑「え?いや…あの…その…愛しいと思う気持ちや触れたいと思う…」

オ「愛………」

緑「ど、どうしたんですか?」

オ「いや…こっちの話さ。緑谷少年、また何かあったら教えて欲しい」

そう言い残し、オールマイトは神妙な面持ちで部屋を出ていった。
そしてその足で校長の元へ向かう。

オ「校長」

校「どうしたんだい?オールマイト。そんな焦って」

オ「いえ…少し情報共有というか…お考えを聞きたいというか…」

校「ふむ…話してごらん」

オールマイトは緑谷から聞いた話を校長に語った。
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