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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第33章 試される力、届かない想い


医務室に来た3人。

たしかに同じ想いがに向いていた。
轟ほど大きくも深くもないかもしれない。

だが、真堂も夜嵐も、"好き"という気持ちは同じだった。

「みんな大丈夫?」

轟「…俺…」

「お疲れ様、最後のすごく良かったよ!イナサくんも」

夜「ありがとうございます、さん」

やはり少し落ち込んでいるみたいだった。

「きっと2人とも、色々な思いがあったんだよね。根本ってなかなか変えれない。でもあの時、ちゃんと協力できた。これは凄い事だよ」

そう言って、は優しく2人の頭に手を添えた。
音波による頭痛や吐き気を癒しながら、その奥にある“痛み”まで感じ取っていた。

「イナサくん、立ってこっち向いて?」

夜嵐は素直にその通りにした。
そしてその大きい体にはそっと抱きついた。
2人を柔らかい光が包む。

夜「なっ!?」

真堂は目を見開き、轟は視線を逸らす。

「まってね、もう少し」

10秒ほどして腕を離すと、そこには真っ赤な顔の夜嵐が立っていた。

「ごめんね、こうするしかないの…」

夜「い、いや!違うんす!逆に…いいんすか!?って感じで…、だから…」

「治った?」

夜嵐は一瞬きょとんとし、それから気づいたように笑った。
もう、頭痛も目眩もすっかり消えている。

夜「はいっ!めちゃくちゃ元気になりましたぁ!」

それを聞いたは柔らかく笑った。

「焦凍も、おいで」

いつものように優しい声で呼びかける。
だが轟は、少し俯いたまま首を振った。

轟「…最後でいい」

まだ目が合わない轟。
そっか、と一息置いて真堂に目を合わせる。
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