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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第33章 試される力、届かない想い


夜「関係ないだと?あるんだなこれが」

夜嵐の瞳には、確かな怒りが宿っていた。
そして、エンデヴァーの“遥か先を憎むような目”が嫌いだと吐き捨てた。

轟は試験に集中しようと炎を放つ。
だが夜嵐の風がその炎を弾き、軌道を変えた。
その先にいたのは真堂だった。

「揺くん!」

の声とほぼ同時に、緑谷が飛び出した。
その腕で真堂を抱きかかえ、救い出す。

緑「何を…してんだよ!」

2人はハッとした。
その瞬間、轟の頭に衝撃が走る。

轟(風の個性…そうだ、引っかかってた。あいつだ、確かに。なんで思い出せなかった?こんなうるせぇ奴を…)

脳裏に蘇る、あの日の推薦入試。

轟(見てなかったんだな、本当に…やつを否定するために、それだけだったから)

過去も、血も、忘れたままじゃいられない。

2人は隙をつかれ、ギャングオルカにやられてしまった。

夜(嫌だったものに…自分がなってたよ)
轟(俺のしてきたことがこの事態を招いた)

無駄に張り合って、相性最悪、連携ゼロ。
動けない2人はそれでも諦めなかった。

倒れたまま、轟は炎を這わせ、夜嵐はそれをすくい取り、ギャングオルカを炎で閉じ込めた。

ギ(先程までの愚行が消えるわけではない。だが…いいじゃないか)

2人がギャングオルカを封じた後、続々と他の受験者が加勢しサイドキックたちを制圧していった。

終了のブザーが鳴り響く。

目「えー…ただいまをもちまして、配置された救助者がすべて危険区域から救助されました」

集計の後、この場で合否の発表をするとアナウンスがあった。

はけが人の治療のため、医務室へと向かった。

幸い、重傷者は少ない。
が担当するのは真堂、夜嵐、そして轟の3名だけ。

他の者は軽傷と判断され、公安の判断で治癒の必要はないとされた。
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