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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第33章 試される力、届かない想い


轟「!!」

控え室に入ると、そこには男子たちに囲まれるの姿。
中でも一際目立っているのは、夜嵐だった。

夜「さんってほんとかわいいっす!士傑高校に来て欲しいくらいっす!」

その明るい笑顔と勢いに、周囲の男子たちも赤面して声をかけている。
は困りながらも、いつもの優しい笑顔で丁寧に対応していた。

「あ!焦凍!!!」

遠くに轟の姿を見つけると、ぱっと手を振る。
轟も柔らかく微笑み返すが、隣で夜嵐の目が鋭く光るのを感じた。

結局、轟はの近くへ行けず、少し離れた椅子に腰を下ろした。

通過者は着々と増え、すでに70名に達していた。
轟以外の雄英生徒はまだ、誰もいなかった。

そんな時、八百万・蛙吹・耳郎・障子が控え室に入ってきた。

「あ!!百!梅雨!響香!目蔵!通過、おめでとう!」

一人一人ちゃんと名前を呼び目を見て声をかける。
その細やかな気配りこそが、がみんなに愛される理由だった。

4人はに手を振りながら、轟の元へと駆け寄った。

耳「先生…囲まれてんね…」
八「さすがですわ…」

他の生徒たちの到着を心配しながら、静かに待機している。

そして爆豪・切島・上鳴と緑谷・麗日・瀬呂も立て続けに控え室へと足を踏み入れた。

「あっ!!」

嬉しそうなの声に皆の顔が綻ぶ。

爆豪は囲まれているを見ていつものように舌打ちをした。
だが、騒ぐことはしなかった。

合格者100人まであと少し。

控え室には傑物学園の生徒たちが入ってきた。

真「さん!」

すぐにに駆け寄った。

「揺くん!おめでとう、お疲れ様!」

真「っ!!!」

その言葉に、真堂は顔を真っ赤にして照れながらも、自然な笑顔を見せた。
朝の違和感が嘘のような素直な反応だった。

真堂はもう、ここで完全にの魅力に捕らわれていた。
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