第28章 抑えきれない熱、大人の愛 ※
2人の荒い息が混じる。
「勝己…、ごめ…」
爆「もう謝るな。は悪くねぇ」
「でも…」
爆「俺は、嬉しかった。初めてから求められた。ずっと触れたいと思ってたに初めてこんなに触れられた。…クスリなんて憎くてしょーがねェのに、アイツらに心底ムカついてんのに、おかしいよな」
「ううん…ありがとう勝己」
爆「…もしまた、どーしてもって時は俺を頼れ。出来れば、イレイザーより頼って欲しいけど…無理だろーからな」
そう言う爆豪は少し寂しそうだった。
だが、爆豪の心は少し満たされていた。
初めてからキスをしてくれた。
初めて背中に手を回してくれた。
初めて一つになることができた。
これがクスリのせいだったとしても、お互いを求め合ったのは事実で、その事実が爆豪の心を満たしていた。
暫くお互い裸のまま抱き合った。
爆「離したくねェ…ずっとこのままいてぇ…」
「あったかい…すごく」
ニトロの甘い香りが鼻を擽る。
肌の温もりは安心させてくれる。
だけど離れなければ。
「そろそろ戻らないと」
爆「……あァ」
身なりを整え、扉の取手に手をかける。
ぎゅっと後ろから柔らかく抱きしめられた。
「勝己…」
爆「悪ぃ…最後にもう1回だけ…」
爆豪はの顎を持ち上げ、優しくキスをした。
その後に、ふっと微笑む爆豪に胸が締め付けられた。
「行こっか」
その笑顔を見なかったように、は前を向いて歩き出した。
生徒の寮まで会話はなかった。
先程までの柔らかい余韻が2人を包んでいた。
「じゃあ、また…」
相「おい」