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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第27章 近付く距離、越えられない壁


しばらくして、生徒たちの賑やかな声が少しずつ落ち着いてきた。
は空になったマグカップを両手で包みながら、そっと立ち上がる。

「…ちょっとB組のほうにも顔を出してこようかな」

芦「えー先生もういっちゃうのー?」

相「行ってこい。アイツらもお前のこと気にしてただろうしな」

相澤のその言葉に、はふっと笑みを浮かべて寮を出た。
外の風がひんやりと頬を撫でる。
少し離れたB組寮の前では、なぜか明るいライトと笑い声が聞こえていた。

「…ふふ、どこも同じだ」

恐る恐るドアを開けた瞬間、

物「おおぉ!? 先生!?」
拳「先生心配しましたよ〜」
鉄「無事でよかったっす!!!」

一瞬で空気が爆発したように明るくなる。
B組全員がわらわらと集まり、の周りを囲む。

「ありがとう、みんな」

にこり、と微笑み返せば静まり返る。

「…どうかしたの?」

物「い、いやぁ〜別に?ただ顔出すのちょっと遅くないかと思いましてねぇ〜」
拳「物間! 先生だって忙しいんだから!」

「ごめんね寧人、さっきまでA組に居たの」

物「でたまたA組!どうして副担任はA組なんですかねぇ!?B組も兼任すればいいものを!」

「寧人…、寂しかったの?」

ニヤリ、としながら物間に顔を近づける。

物「さっ、さっ、寂しくなんか!これっぽっちも!純粋無垢な生徒をからかってるんですか!?悪いオンナ…!」

泡「こいつずーっと先生ーって騒いでましたよ…。無事戻ってきたなら、それだけで十分っすよ!」

「そっか。ありがとう、みんな。寧人も、心配してくれてありがとう」

物「…次から気をつけてくださいね。もう心配しませんよ」

「ふふ、うん!」
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