第27章 近付く距離、越えられない壁
は笑いながら、テーブルに並んだ軽食やジュースを見て目を丸くする。
「もしかして、B組もパーティ?」
鉄「そうっす! A組に負けてられないんで!」
物「当然!我々は実力も絆もA組に劣らないB組ですから!」
回「先生も一緒にどうすか?」
あれよあれよという間に、はB組の輪の中へ。
生徒たちはを囲み、笑い声が弾けた。
B組の夜はどんどん賑やかになっていく。
笑い声が響く輪の中心で、は周りを見渡した。
無邪気に笑う顔、照れながらもはしゃぐ声。
その一つひとつが、胸の奥を温かく満たしていく。
その時、ふとが振り返ると、扉の前に静かに立つ人影がひとつ。
扉が開く音すら聞こえないほど騒いでいたみたいだ。
相「…騒がしくて来てみたが、案の定だな」
「しょ、消太さん…!」
相「まったく…ほんと、どこに行っても人気者だな」
「ふふ、嬉しい悲鳴です」
物「先生、まだまだ僕たちに付き合ってくれますよねぇ!?いつもA組ばっかりなんですから!!」
B組の生徒たちの悲しそうな目を見た後に、相澤に目線を送ってみる。
相「…あと少しだけだぞ。声はもう少し抑えろよ」
「「「「やったーーー!」」」」
は心から思った。
あぁ、また日常が戻ってきたんだ。
夜風がカーテンを揺らす。
雄英の灯りはまだ、優しくともっていた。