第27章 近付く距離、越えられない壁
相澤から厳しい言葉が生徒たちにかけられた。
行った人、知りながらも止められなかった人も、理由はどうあれ信頼を裏切ったことに変わりない。
正規の手続きを踏み、正規の活躍をして信頼を取り戻すよう伝えた。
「だけど、私が助かったのは来てくれたおかげでもある。だからそこは、本当にありがとう」
相「以上。さあ中に入るぞ、元気にいこう」
「行こう!」
も相澤と共に寮へ足を進めた。
2人並ぶ姿が、爆豪と轟の胸をチクリと刺す。
次々と生徒たちが寮の中へ入っていく。
相澤が寮について説明する。
相「とりあえず今日は部屋作ってろ。明日また今後の動きを説明する。以上、解散」
上「先生たちは寮あるんすか?」
「うん、教師寮があるよ!」
峰「なんだと相澤先生は先生と共同生活できんのか?羨ましいぜコノヤロー…!!」
相「峰田、お前いい加減にしとけよ」
峰「はい」
相澤とはA組の寮を後にした。
そこからいつも通り、仕事を片付けてあっという間に夜になった。
夜、教師寮で荷解きしてる。
少し疲れた様子で窓を開けると、寮の灯りがちらちらと見える。
生徒たちの笑い声や喋り声がかすかに聞こえてきて、が思わず微笑む。
そこにノックの音が鳴った。
相「。俺だ。生徒の様子、見に行くが一緒に行くか?」
「はい!もちろんです!」
2人で寮の玄関まで行くと、ちょうど生徒たちが共有スペースで大盛り上がりしていた。
玄関のドアを開けると、笑い声と音楽が溢れていた。
賑やかに動き回る生徒たちの姿に、は思わず微笑む。
低く静かな声が響く。
相「お前ら、外まで丸聞こえだぞ」
ピタッと空気が凍りつく。