第24章 歪められた身体、蝕む熱
校長はすぐに病院へと駆けつけた。
一室で、医者と校長そして相澤の3人で会議が行われていた。
校「そうか…命に別状がないのは良かったが…クスリ漬けか…」
校長の眉間にシワが寄る。
校「相澤くんは…どう思う?くんを解雇したほうがいいと思うかい?」
相「は教師としても立派にやっています。それに、生徒たちともいい関係を築いています。…解雇は反対です」
校「相澤くんは、彼女のことが好きかね?」
相「なっ…!?」
校「見てればわかるよ。彼女も、相澤くんには心を開いているように見える」
相「……俺は、を守りたい。でも教師としての矜恃は壊したらいけないと思っています。だから、この気持ちは伝えるつもりはありません。でも、彼女のことはなによりも大切に思っています」
校「やっぱり君はそういう人だ。…そんな相澤くんに彼女を任せたい。必要な時、彼女を支えてあげてほしい。これからなんとかクスリが抜けていくよう、病院や研究機関に相談する。もちろんリカバリーガールにもできることは無いか聞いてみる」
相「俺は…俺は今必死に気持ちを抑えています。…それが抑えれなくなる気がして怖いんです」
相澤の声は低く、いつもより少し掠れていた。
拳をぎゅっと握りしめる仕草が、抑えきれない葛藤を雄弁に語っている。
校「抑える必要はないよ。君の気持ちは君の一部だ。大切に思うことを忘れず、でも行動は冷静に選べばいい。今は守ることに集中すればいい。感情そのものを否定する必要はないさ」
相「抑えなければ壊してしまいそうで…」
校「理性で守れるものなんて、ほんの一握りだ。……でも、"想い"でなら、救えることもある」
相澤の呼吸が乱れる。
胸の奥が焼けるように痛む。
校「抑えなくていい。君が彼女を想うその気持ちは、何も間違っていないよ。…どうか、あの子が目を覚ました時、安心できる君がそばにいて欲しい」
相澤は小さく息を呑んだ。
それは、理性よりも深い場所に届く言葉だった。
相澤は静かにうなずいた。
相「わかりました」