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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第24章 歪められた身体、蝕む熱


その時、医者が病室に入ってきた。

医「関係者の方ですか?」

相「はい…」

医「間柄は?」

相「同僚…です」

口に出す関係の浅さに寂しさを覚える。

医「彼女に親しい人を知っていますか?家族や恋人など…」

相「…親族は誰も居ません。恋人も居ない。肩書きはただの同僚…ですが、俺は彼女と1番親しいと思っています」

医者は相澤に身分証を提示してもらい、信頼できると判断した。

医「…ではあなたに話します。いい知らせと悪い知らせ、どっちから聞きますか?」

相澤の肩が跳ね、不安に駆られる。

相「…いい、知らせを」

医「命に別状はありません、目立った外傷もなし」

相澤はホッと胸を撫で下ろす。

相「悪い知らせは…?」

医「…クスリ漬けにされてます」

相澤はサーーっと血の気が引いていくのを感じた。
横目でを見ると、苦しそうに肩が上がったり下りたりしている。

医「…媚薬、のようなものが体を蝕んでいます。残念ながら媚薬に解毒剤などは効かない」

相「じゃ、じゃあどうすれば…」

医「強制的に眠らせる、又は…、その衝動を解消するの2択です。ただ…眠らせると次に目覚めた時に倍の衝動がやってくる」

相「っ…それじゃあ!」

医「そうですね…、お察しの通りです。とりあえず…今は…、これを」

医者の手には睡眠薬が。
相澤はベッドの傍に立ち、震える手での手を握った。

相「…すまない、。今は、これしか…」

「しょう、た…さん…」

その声に胸が痛む。
守りたかった、でも今は暴走させるわけにはいかない。

点滴が腕に差し込まれる。は微かに抵抗しようとする。

「はぁっ…はぁ」

相澤はぎゅっと手を握り返す。

相「今は…ゆっくり眠っててくれ…」

徐々に意識が遠のいていくの瞳。
の小さな動きや息づかいを、相澤は最後まで見逃さない。

が眠っている間にしなければならないことがたくさんある。

勝手に救出に行った緑谷たちの保護、怪我の確認。
そしてを今後どうするか、病院と校長を交えて話して貰わなければならない。

相澤は深呼吸をひとつして、震える手でスマホを掴む。
のために、すぐに校長へ電話をかけた。
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