第23章 取り戻した光、残る傷跡
ジ「脳無格納庫、制圧完了」
と脳無たちが居たアジトはMt.レディやベストジーニストにより制圧が完了していた。
ジーニストはが入っていたカプセルを割り、中から救出した。
ジ「っ!!!!」
抱き上げると、下着姿のに紅い痕や歯形が大量についていることに気がついた。
ジ「すまない…もっと早く…助けに来れていれば…」
ジーニストはに布をかけ、優しく抱きしめる。
「ん…維さ、ん…?」
ジ「あぁ。もう大丈夫だ。みなで助けに来た。すまなかった…」
「あ、りが…と…」
安心したように再び意識を手放す。
体は熱いが、命の灯は確かにある。
早めに病院に運んだほうが良さそうだ。
向こうではラグドールも無事救出されていた。
ジ「っっっっ…!!!!!」
だが暗がりの向こうから足音と共にとてつもない威圧感が襲ってくる。
A「せっかく弔が気に入ったんだ、取るのはよしてくれよ」
危険を察知したジーニストはMt.レディにを預け、周りの人達を引っ張り避難させる。
直後、轟音が走る。爆風と共に壁が崩れた。
A「さすがNo.4、僕は全員消し飛ばしたつもりだったんだ。皆の衣服を操り瞬時に端に寄せた判断力、技術…並の精神じゃない」
煙の中、AFOの手にはが抱えられていた。
ジ「っ…!?」
たしかにも端へやったはず。なのになぜ。
A「不思議そうな顔をしているね。ま、企業秘密さ。は渡さないよ」
ジ「なぜ…そんなにに執着する…」
A「執着?…そう呼ぶのは簡単だが、少なくとも君もわかるはずだ。この子を大切に思う気持ちが、ただの敬愛ではないと。それはもっと、深くて醜い愛情というやつだよ」
ジ「何を…は…!!」
AFOの掌から放たれた圧縮衝撃が、ジーニストの腹を貫く。
崩れ落ちるジーニストの手が、に向かって伸びる。