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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第23章 取り戻した光、残る傷跡


死「だってさ」

プチ、とテレビの画面が暗くなる。
部屋の中に残るは、ニュースの余韻と誰かのため息だけだ。

死「やっぱり大事にされてんな、あのお姫様。ま、そのお姫様はもう片足こっちに突っ込んでる。明日には全身、溺れさせる」

隣でトガが甲高く笑う。

ト「ひゃー!楽しみ!私も早くお姫様に会いたいです!」

荼「うるさい黙れイカれ女」

死「もうすぐの身体が完成する。そうすれば俺たちから離れられなくなる」

コ「もっとわかりやすく説明してほしいね」

死「…汚すとか壊すとか、そういう安直な表現じゃ足りない。俺の前だけで、あの“綺麗”が震えるようにする。今、誰のものでもない“目線”を奪って俺だけに向けさせる」

言葉の端に、淡い執着が滲む。
誰もがその細い光を避けるように見つめる。

そこに、コンコンと静かなノック音が響いた。

「どうも、ピザーラ神野店です」

空気が止まった。

……………

オ「スマッシュ!!!」

オールマイトが壁を突き破ってバーの中へ、間髪入れずシンリンカムイが中にいた死柄木たちを拘束した。

オ「もう逃げられんぞ、ヴィラン連合。なぜって?我々が来た!」

コ「あの会見後に…まさか示し合せて…!」

外にもプロヒーロー、そして警察の多くの人数が配置されていた。

死「せっかく色々こねくりまわしたのによ…なにそっちから来てくれてんだよ…。俺たちだけじゃない?そりゃこっちもだ!黒霧!持ってこれるだけ持ってこい!!」

オ「脳無だな!」

黒「すみません死柄木弔…、所定の位置にあるはずの脳無が…ない?」

死「は???…は!?!?」

オ「ヴィラン連合よ、君らはナメすぎだ。警察のたゆまぬ捜査を、我々の魂を、そして怒りを!おいたが過ぎたな。ここで終わりだ、死柄木弔!くんは返してもらうよ」
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