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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第20章 奪われた手、攫われた光


相澤の顔を見るやいなや緑谷は口を開いた。

緑「大変なんです。伝えなきゃいけないことがたくさんあるんです」
相「おい…」
緑「ちゃんとかっちゃんが危ない!!!でも、まだ僕マンダレイに伝えなきゃいけないことがいっぱいあって…」
相「おいって…」
緑「洸太くんをお願いします!水の個性で……」

息を荒げ、早口でまくしたてる緑谷。
その勢いに、相澤は思わず眉をひそめた。

相(ハイになってやがる…)

洸太を託すと、緑谷はすぐに走り出そうとする。

相「そのケガ、またやりやがったな。保須でのこと忘れたのか?」

緑「あっ…いや…」

相「だからマンダレイにこう伝えろ……」

短く命じ、相澤は洸太を抱き上げた。
緑谷は頷き、迷わず森の奥へと駆け出しマンダレイの元へ。

緑「マンダレイ!洸太くん無事です!それから…相澤先生からの伝言です!A組B組総員、プロヒーローイレイザーヘッドの名において戦闘を許可する!テレパスで伝えてください!」

その報せを受け、マンダレイはすぐにテレパスを発動。
相澤はその頃、洸太を抱え走りながら、荼毘の言葉を思い返していた。

相(あの言い草は完全に、生徒かがターゲット。もしくは両方か……ならやむを得ないだろう、生存率の話だ、自衛のすべを。後で処分を受けるのは俺だけでいい)

マンダレイは全員への伝達を終えると、緑谷に戻るよう指示を出した。
だが、緑谷は振り返らずに叫ぶ。

緑「いや…すみません!もう1つ伝えたください。ヴィランの狙い…少なくともその1つ。ちゃんとかっちゃんが狙われてる!テレパスお願いします!」

そう言いながら緑谷はまた森の中へと走っていってしまった。
そのままマンダレイはまたテレパスを使用し、全員に伝える。

マ「ヴィランの狙いの1つが判明。狙いは…それから生徒のかっちゃん!かっちゃんはなるべく戦闘を避けて!単独では動かないこと!わかった?かっちゃん!は気をつけなさいよ!!」

爆豪はその時、轟と共に別のヴィランと戦っていた。

爆「かっちゃかっちゃうるせんだよ!頭ん中でよ!は無事なんかオラ!!」

だが、相手のヴィランは全身から刃を生やす厄介なタイプ。
爆破も炎も下手に使えば森ごと燃え上がる。

2人は攻めあぐねていた。
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