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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第20章 奪われた手、攫われた光


合宿先へ到着し、マンダレイに挨拶をする。

「今日から1週間、よろしくお願いします!」

ピクシーボブの姿はまだ見えず、代わりに隣の小さな男の子に視線を向けた。

「えっと…よろしくね?お名前聞いてもいいかな?」

洸「……こうた」

マ「あら珍しい!この子なかなか人に懐かなくて…特にヒーローには。なのにには懐くのね、洸太もやっぱり男の子だ」

洸「うっせ!!!」

微笑ましいやり取りを見て心が和んだ。

生徒たちが来るのはまだまだだろうから、部屋に荷物を運ぶことにした。

荷物を持っての部屋へ向かう相澤。
重い荷物を片手で軽々と持ち上げながらも、視線はどこか柔らかい。
部屋に入ると、が申し訳なさそうに微笑む。

「ありがとうございます、消太さん。…少し、休んでいきます?」

相澤の肩がぴくりと揺れた。

相「……あぁ、少しだけ」

がそっと手を広げ、相澤の胸に飛び込む。
その瞬間、温かな光がふわりと広がった。

それは快気の力。

けれど、いつもの治癒とは少し違う。
の手から伝わる体温が、直接心をほどいていくようだった。

「…少し、軽くなりました?」
相「…あぁ、たしかにな」

言葉とは裏腹に、胸の奥がざわつく。
その無防備さが、理性を試すようで。

が離れようとした、その手を相澤が反射的に掴んだ。
驚くを、もう一度、静かに抱き寄せる。

「わっ…」
相「……悪い、もう少しだけ」

そう言われ、静かにまた相澤の背中に手を乗せた。
互いの心音が重なる。
それだけで、長い一日の疲れもすべて溶けていくようだった。

マ「おーーい!夜ご飯の準備するから終わったらこっちにきてー!」

マンダレイたちの声が遠くから聞こえて、空気がふっと緩んだ。

相「…行こうか」

「はい!」
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