第19章 変わらない日々、近付く影
そのとき、パシャッと水しぶきが上がる。
遊んでいた芦戸の手から放たれた水がにかかった。
「わっ!」
芦「先生ごめっ…!」
白いTシャツが肌に張り付き、黒い水着のラインが透けていく。
男子たち、即フリーズ。
女子たちも顔が真っ赤だ。
峰「…神様ありがとう!!!!!オイラは今初めて神を信じたぞぉおおお!!!!!!!!」
上「生きててよかった……!俺今日死ぬんかな…」
2人は鼻血を流している。
緑「わ、わわわ、あ、た、タオル、とか、」
挙動不審になる緑谷。
「…ま、いっか!!!濡れたなら入っちゃお〜!」
Tシャツを脱いで水着姿になったに、プールサイドの空気が一瞬で止まった。
黒の無地ビキニ。
何一つ飾りもなく、ただただシンプルなビキニなのになぜこんなにも映えているのか。
肌に光る水滴が、夕陽を受けて宝石のように輝いている。
男子、女子共に沈黙。
次の瞬間——
上「うぉおおおお!!!!!まぶしすぎて見えねぇぇ!!!いやこの目に焼き付けるぞぉおおおおお!!!!」
峰「あぁ………(合掌)」
約2名、天に召された。
そんな中、遅れて爆豪と切島がプールに入ってくる。
切「わりーわりー、遅くなっちまった!おっ、みんな楽しそ──っ!?!?先生!?!?」
爆「…………」
最初は無言だった。
だが、次の瞬間、爆豪の眉がギリッと動く。
爆「おいオマエらァ!!どこ見てんだコラァ!!!」
怒号がプール中に響き渡った。
そしての元へズカズカと歩み寄ると、何の前触れもなく自分のTシャツをバサッとの頭から被せた。
「わっ!? ちょ、勝己!? 」
爆「なに考えてやがんだてめェ…見せんなそんなのッ!!」
「え?みんなも楽しそうだし、いいじゃん?」
爆「よくねぇッッ!!!」
耳まで真っ赤にしながら叫ぶ爆豪。
爆(くそ…見られんなよ……でも……やっぱ、ちょっと……)
視線が一瞬泳ぐ。
が笑うと、さらに視線を逸らして顔を背けた。
切「おい爆豪、顔まっかだぞ!」
爆「うるせぇ!!てめェもだぞ!見んなや!!」