第19章 変わらない日々、近付く影
雄英は前期課程を終え、ついに夏休みに突入した。
とはいえ教師に休みはない。
も変わらず職員室に顔を出していた。
そんな中、A組の女子たちが元気にやって来た。
八「先生も一緒にプールどうですか!?」
「えっ、いいの!?」
芦「せんせーも水着着てきてね♡」
葉「見たい見たい〜♡」
「えー、普通のしか持ってないよ?」
麗「大人の普通ってどんなのなんやろ…」
廊下の角でその会話を聞いていたのは——峰田だった。
峰(チャァァアンス!先生の水着姿ッ!)
上「おい、顔が邪悪だぞ。何企んでんだよ」
峰「プールだ!明日女子がプール使うんだよ!しかも……先生も来るッ!!!!!」
上「マジか!?俺らも申請出せば行けんじゃね!?」
峰「だが俺たちだけじゃバレる…そうだ、緑谷を巻き込もうぜ!」
上「名案〜〜!!!」
こうして、健全な訓練という名目の下心プロジェクトが始動した。
そして翌日。
まずは女子たちが先にプール入り。
そこへ、髪を高くまとめたが現れる。
Tシャツと短パンのシンプルな格好なのに、普段との違いに女子たちは歓声を上げた。
耳「せんせー髪上げてると大人っぽい!」
蛙「似合ってるわ」
「ありがと!嬉しい!」
プールサイドで楽しそうに遊ぶ生徒たちを見守りながら、は微笑む。
(こうしてみんなが笑ってる姿が一番好きだなぁ)
そこへ、男子が到着。
飯「さん!?ま、まさか先生もご一緒とは…!」
瀬「よっしゃ、めっちゃラッキー!」
尾「びっくりした…けど嬉しいな」
佐「やる気漲るぜ!!!」
と、そこに今回の企画者が遅れて登場。
上「おい峰田…女子はスク水だし先生はTシャツに短パンじゃねぇか………………最高だなおい」
峰「想像が掻き立てられますなぁ…」
緑「ちゃん、なんか、いつもと違って…か、かわいいね!」
「ありがとう出久」
男子は体力強化のためプールを借りているので特訓が始まる。
だが、目線の半分以上は訓練どころではなかった。
女子はワイワイとビーチボールを楽しんで穏やかな時間が流れている。