第19章 変わらない日々、近付く影
死「あぁ…なんかスッキリした。点が線になった気がする。なんで世間にムカつくか、なんでお前が鬱陶しいか、わかった気がする」
その不気味な微笑みに緑谷は恐怖を覚えた。
死「全部だ」
緑「っ!!」
死「そっか、そうだよな。結局そこにたどり着くんだ…。ハハッ、何を考えていたんだろう俺は。あぁ…話せてよかった、ありがとう緑谷。俺は何ら曲がることはない」
緑谷に添えられている手がどんどん首を絞めていく。
死「っと…暴れるなよ。死にたいのか?」
緑「くっ……」
今にも声をあげそうな時、
麗「デク君…?」
麗日が戻ってきた。
緑谷の表情から、友達ではないことを察した麗日。
緑「な、なんでもないよ大丈夫!だから来ちゃダメ!」
死「連れがいたのか、ごめんごめん」
穏やかな笑みに戻りながら、死柄木は手を離した。
そして立ち去り際、背中越しに冷たく言い放つ。
死「追ってくるなよ」
緑「待て、死柄木弔」
麗日はその名前に驚く。
緑「オールフォーワンは何が目的なんだ?なぜちゃんを狙う?」
死「…知らないな。俺はただ、あの“綺麗”を壊したいだけだ。みんなが守ろうとする、あの光を。俺の手で、汚してやる。それより気をつけときな、次会うときは殺すと決めた時だろうから」
そう言い残して死柄木は人混みの中に消えていった。
死(正義とはどれだけ脆弱なものか、暴いてやろう。そして今日からそれを、信念と呼ぼう)
麗日はすぐに通報。
ショッピングモールは封鎖され、警察が動いたが、死柄木は発見されず。
緑谷は警察署へと連行され、塚内へ一部始終を話した。
塚「ありがとう緑谷くん」
緑谷が解放されたのは夜だった。
オールマイトも駆けつけ、塚内から内容を聞く。
オ「なんと…」
緑谷を無事に送り届けたあと、オールマイトと塚内はすぐに雄英へ。