• テキストサイズ

【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第18章 英雄の物語、嵐の前の静寂 ※微


切「……すげぇ……」

切島の口から、思わず零れる。

上「なんだあれ……反則だろ……」

上鳴はぼそりと呟き、耳郎が小さく肘で突くが、顔は同じく赤い。

緑「ちゃん…綺麗…」

緑谷の言葉は、途中で喉に詰まった。

轟は短く息を吐き、かすかに目を伏せた。

轟「……目立ちすぎだ…」

峰「ダメだろ……あれじゃ狙われる……」

誰が言うでもなく、全員の中に共通してあったのは守らなきゃという感情だった。

やはりは目をつけられ、ヴィランに捕まれてしまった。

敵と正面から戦うのではなく、I・アイランドの警備システムそのものを奪い返す。

そのためには、このタワー最上階のセキュリティルームまで辿り着く必要がある。
緑谷たちは、と大勢を助けるため、が大切な存在であることを胸に秘めたまま、駆け出した。

_________

(みんなは…無事なのかな…?)

会場に姿がない生徒たちの安否を心配する。

ヴィランのボスっぽい人物が、「ガキを逃がすな」と呟いた。

(!!!みんなっ…)

生徒たちの無事を祈りながらも、きっとこの状況を知って何かしてくれようとしているのだと分かった。

「俺が行くまでセキュリティルームは死守しろ!」

男がそう言い残し、部屋を出ていく。
は必死に冷静さを保ちながら、生徒たちの無事をただただ祈った。

無事を祈りながら待つというのはとても長く感じる。
もうどのくらい経ったかわからない。

その時、

「セキュリティシステム、通常モード」

赤い警告音は止まり、拘束具も取れた。
生徒たちがやってくれた、はすぐにわかった。

「みんな!!!」

思わず声をあげた瞬間、場内ではプロヒーローたちが次々に動き出し、ヴィランたちを次々に制圧していく。

その時、視界の端に映ったのは、出入口へ向かうオールマイトの背中。
/ 508ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp