第17章 表情に宿る想い、全国規模の騒ぎ
プロヒーローたちからも来ている。
維さん(ジーニスト):『見たよ。実に美しいと思う。だが、もう少し露出を抑えても良かったのではないか?全国民に見られるには、惜しいな』
森児さん(シンリンカムイ):『写真見たよ!とても綺麗だったよ。でも、世間が放っとかないぞ、あんなの』
優さん(Mt.レディ):『ちょっとぉ!?何よあの完璧なスタイル!私でも嫉妬するんだけど!!でも本当、綺麗だったわよ♡』
璃央さん(ウワバミ):『反響すごいわ!トレンド1位よ!堂々としてて本当に素敵だった』
職員室の窓の外では、夕焼けがすっかり夜に溶けていく。
スマホの画面が、静かにの頬を照らした。
画面を閉じた瞬間、職員室に一瞬の沈黙が落ちた。
もう他の教員はほとんど帰っていて、職員室には相澤とマイクしか残っていなかった。
マ「はぁ〜、にしてもよ。…これ、全国に配信ってマジ?こんな可愛い顔、全国民にバレちまったぞ。…俺らの特権だったのになぁ」
その言葉に、は思わず笑ってしまう。
マイクはいつもの調子で明るく言っているのに、どこか本気の響きが混じっていた。
マ「…いや、冗談じゃなくてさ。ホント、反則だろ。こんなヒーローの顔してんのに、ちゃんと可愛いとか、世間の男どもが騒ぐに決まってんだろ?」
軽く笑いながらも、耳までほんのり赤い。
職員室には笑い声が広がるが、その奥で、どこかざらりとした静かな空気が滲んでいた。
相澤は書類をめくる手を止め、静かに息を吐く。
相「…ああ。派手にやったな」
低く短いその声に、マイクはちらりと目をやった。
マ「お、嫉妬してんのか?相澤〜?」
相「…誰が」
軽口と沈黙が交錯する職員室。
笑いの中に、ほんの少しだけ熱を帯びた静寂が溶けていった。
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仕事が一段落したは鞄を手に立ち上がる。
「お先に失礼します!」
2人はまた明日、と別れを告げて背中を見送った。
扉が閉まると、職員室には静かな余熱だけが残った。