第17章 表情に宿る想い、全国規模の騒ぎ
マ「いや〜、でもわかるぜ。俺もこれ見たらちょっとドキッとしたもん。全国に見せるには惜しいなぁ〜」
「…もう、やめてくださいってば……」
耳まで赤くして俯くと、根津校長が穏やかに笑った。
根「はっはっは、良いではないか。人々を惹きつけるのもヒーローの力だよ。だが、人気が出すぎると狙われやすくなる。警備は強化しよう」
「…はい」
その言葉に少し背筋が伸びた。
ミッドナイトはその様子を見て、ふっと微笑む。
ミ「でもね、。あなたがどんなに綺麗でも、“魅せるだけ”の女にならないところがいいのよ。その優しさ、どこに行っても滲み出てる」
「…っありがとうございます!」
心の奥が、少しだけ温かくなる。
そんな中、相澤は一言だけ小さく呟いた。
相「…俺は、今の方がいい」
ミ「うわぁ、聞こえたよ〜♡」
マ「おっとっと〜!全国放送よりこっちの方が刺激強ぇな!」
「…みんなやめてください〜!」
マ「でもよ。、こんな顔すんの反則だろ。…ちょっとムカつくわ、全国民に見られてんの」
少し嫉妬が滲んだマイクの言葉にはドキッとする。
職員室には笑い声が広がっている。
だがその中で、平然を装いながらも静かに目を伏せた男と、隠しきれず言葉にしてしまった男。
ふたりの胸の内は、決して穏やかではなかった。
_____________
職員室でのちょっとした騒動も落ち着き、ふとスマホを見る。
(そういえば開いてなかった)
スマホの通知を見る。
「420件!?」
勝己:『なんだあの写真。誰に撮らせた』
焦凍:『すごく、綺麗だった。でもみんなが見てると思うと…複雑だ』
出久:『写真みたよ!とっても素敵です!』
天哉:『さん!素晴らしい写真だとは思いますが…!あれは良いのでしょうか!?!?』