すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第17章 崩れる思い
そのまま書類をまとめ、パソコンに打ち込んでいく。しかし時折住吉に声をかけながらも割り振られた仕事をすんなりとこなしていくのだった。そんな時だ。
「そういや、琥太郎は?」
「あー、少し前にコンビニに行きましたけど?」
「少し前って?どれくらい?」
「もうかれこれ十分くらい?」
「そうだね、でもどうだろ、、もう十五分くらいになる?」
「そんなになったっけ?」
「てか、どうしたんですか?」
「あいつ三者面談やる。」
「はい?」
「てか…」
そう話していればオフィスのチャイムが鳴る。
「…はい?」
『あ、いつも息子がお世話になっております』
「これって…」
「凜桜?早い所琥太郎呼び戻して?」
「はい」
そう言われれば凜桜は琥太郎に電話をする。
「あ、お疲れ様です、大野ですけど…」
『あ、どうかした?もうじき帰るけど』
「あとどのくらいです?」
『えー?もう目の前オフィスだからあと二、三分?』
「あ、ならよかったです!待ってます!」
『え、何々?』
しかし話し半ばで凜桜は電話を切った。それからバタバタと足音がすれば琥太郎が戻ってくる。
「お待たせ―、何かあった?」
「あ、あっちの部屋に用意してる」
「隣?解った!」
そうして入ろうとする琥太郎。扉を開ければぴたりと足が止まった。
「…え、何?」
「早く入って」
「え、え、待って…!」
「いいから、!…ほら!」
そこには琥太郎の母親が住吉に呼び出されていたのだ。
「…あーぁあ」
「クスクス…悪い事したかな…」
「いいんじゃない?自業自得?」
そう諒と話をしていた凜桜だった。