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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第20章 残酷な朝


♢ side 凜桜 ♢

どうして帰宅してすぐに住吉さんが浴室に追い込んだのかは理由は解らなかった…入浴をしていないと思ったのか…それとも…

でも…そんな事はないはず…

住吉さんは自分よりもオトナで…持ち帰られたって思われたのかも知れない…だとしたら『そういう事』が起こって…そうしたらシャワー位は浴びる…解るはず…

「…ッ」

胸元に咲く小さな内出血の痕…それは昨夜瀬乃さんが残した唯一の痕だった。なかったことにしない…後悔させない…それをいつでも思い出せるように…

「…ック…」

なぜだか…涙があふれた…確かに瀬乃さんは優しくて…逃げ道であってくれて…住吉さんみたいに突き放したりしなくて…

でも…なんでだろう…

「…住吉…さん…」

瀬乃さんに抱かれている時も…時々フッと瞼を閉じれば住吉さんがいた…キスしてくれる時も…無意識に住吉さんに置き換えてた…

「…最低だ…私…」

シャワーの湯粒に打たれながらも涙を止めることにだけに集中する…だけど…一度切れた糸は…そう簡単に戻ってくれなくて…

好きだけがあふれてくる…

瀬乃さんに対してのじゃない…着いて行った時から…あの…キスを拒まなかったときも…全部全部…住吉さんに対しての当てつけだって…言い訳して…

誰でもよかったわけじゃない…あの時…瀬乃さんが誰を想ってもいいって言ってくれたから…甘えてた…あの人の優しさに…

ずるいって思いながら…
本当にずるいのは……


私自身だ…



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