すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第20章 残酷な朝
♢ side 住吉 ♢
最悪だ…解っていた…帰りが天上を超えた時点でこうなることは…
誰と一緒だったかなんて…改めて聞かされなくても解っている。食事に行った先で相手を変えれるほど凜桜は…器用な奴じゃない。
だとしたら…相手は瀬乃…ホテルに行ったのか…それとも瀬乃の自宅か…
ただ、凜桜の性格からしたらホテルに行こうと言われてついていくか…?いや、だとしたら…瀬乃の家だろう…飲み直そうだとか…そのあたりの言葉だろうな…
俺が突き放したのは解っている。社内恋愛をNGとしているがゆえに…好きだと思う相手だったのに…それに…
彼女も俺に好意を抱いてくれているのは解っていた…いつからかは覚えていない…それでも間違いはないはずだった。…それでも俺が…突き放したんだ…
自業自得…
十分解っている。他の誰かに言われなくても…それでもこんなことになるなら…そう思ってしまう自分に嫌気がさす…
ずるい男だな…俺は…
それでいて…クソだっせぇ…
手放して…遠ざけておいて…他の男の匂いを纏って帰るだけで俺と同じ香りに包ませるなんて…それで…香りが変わった所で…彼女を…凜桜に残る温もりは俺ではない…当然だ…
瀬乃の痕が恐らく残っているはずだ…
こんな思いをするくらいなら…もっと早くに…
そう思ってもどうしようもない…解っている。…でも…
今日が日曜でよかった…
心底今…そう思った…
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